ここ数年でベイトフィネスリールのスプールはかなり軽量化されました。十年前くらいは8~9gぐらいが普通だったのが今では6~7g台にまで突入。社外品では5g下回るほどの物まで出回ってます。
僕は過去に、渓流ベイトフィネスで使うラインについて記事にしました。
当時はそこまで気にしてませんでしたが、最近のベイトフィネスリールはフロロPE専用、メーカーによってはナイロン不可と公式に書かれることもあります。ナイロンが何故ダメなのかと言うと、温度、湿度、吸水によって伸縮を起こしてスプールを圧迫させて変形させる恐れがあるからだそうです。
自分は普通にナイロンを使用して何度も釣行してましたが変形したようなことはありません。4~6LB(1号)のナイロンを30~40m巻いた程度でスプールが変形するとは思えませんし、これより太くて多く巻くならそもそもPEラインを使います。
それでも普通のナイロンではなく、伸びの少ない低伸度ナイロンというものを使用してます。伸びが少なければ伸縮の幅を少なくなります。バリバスなどから超低伸度のスーパートラウト アドバンス トゥイッチマスターというパキパキのラインが発売されてたりします。公式でもこのラインを23カルコンBFSに巻いてる写真が置いてあります。
低伸度ラインて何だ?
簡単に言えば通常のナイロンより伸びが少ない張りの強いラインになります。伸びを少なくすることで感度の高さとダイレクトな操作感を実現するわけです。それでいてナイロンの特性も失わせないようにします。最近だとこれにプラスしてナイロンへの吸水率を軽減させた物も出ています。ザルツのディテクターハードナイロンは低伸度ラインで吸水率が0.5%と高い性能を持ってます。吸水率が低いのでそのぶん耐久性も高くなりますが、この手のラインはエリアトラウト用のものがほとんどでカラー付きのものが無いのが残念です。
僕が実際に使用して渓流ベイトフィネスに合いそうだったナイロンは以下のものがあります。
山豊 ファメルトラウト サイトver
サンライン トラウティスト ストリームロマン
バリバス スーパートラウト アドバンス トゥイッチマスター
いずれもカラーが入っており低伸度設計です。この中でもバリバスのラインはナイロンとは思えないくらいパキっとしてます。
ナイロンを巻く時と使い方の注意点
1・スプールに巻く時、テンションを強く掛けて巻かない
テンションを強く掛けて巻くとラインが伸びた状態でスプールに巻かされます。伸びたナイロンは一時的に細くなりますが、テンションが抜けたら元のサイズの太さに戻りそれがスプールを圧迫します。
2・必要以上に巻かない
渓流ベイトフィネスなら35~40m程度あれば十分です。そもそも渓流で使うような細糸ナイロンは劣化が早いので2~3回の釣行で巻き直さないといけなかったりします。なので、ライン節約のためにもたくさん巻く必要はありません。
3・根掛かりなどした時は無理に引っ張らない
これは普通のベイトリールでもそうですが、根掛かりした場合はラインだけを引っ張って切るようにします。ロッドを真っ直ぐにしてそのまま引っ張ろうとしないでください。
4・PE専用みたいなのには巻かないほうが良いかも
月下美人BFTWはフロロすら不可と書かれてます。フロロはナイロンと比べて伸びの少ないラインなんですがそれすら許されないというわけです。まあ、PE専用と書かれたベイトリールにフロロやナイロンを巻く人はほとんどいないと思いますが。
個人的、ナイロンラインの使用感
渓流ベイトフィネスだとPEラインを使う人のほうが多いと思います。細糸ライン(0.6号以下)のフィーリング、スプールの軽量化にもなるため比較的使いやすいのです。僕自身も基本はPEを主軸としてます。
ただ、昨今の軽量されまくったスプールとそれに最適化されたようなナイロンの組み合わせで、正直ナイロンでも非常に使いやすくなってます。PEラインのリーダーを結ぶ面倒くささとノットで出来たコブがガイドに当たるのが気になって現場でうなされるわけです。というか、今だとトラウト専用ナイロンよりPEラインのほうがずっと安いのでコスパで見たらPEのほうが初心者にはオススメです。4本編みの0.6号以下とかどれも似たようなもんです。
むしろナイロンのほうが玄人向けとさえ感じます。



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