夜釣りで使うヘッドライトは明るさと点灯時間が大事、選び方のポイント

夏場は夜釣りに行くことが多いんですが、皆さんはヘッドライトを使用してるでしょうか。
ヘッドライトは夜の釣りで安全性を確保するための必需品だと僕は考えてます。

色々と種類の多いヘッドライトですが、いくつか抑えておくべきポイントを説明します。

明るさ(ルーメン)と照らす範囲と距離

商品のパッケージには数値で◯◯lm(ルーメン)と表記されてます。
ルーメンとは明るさの度合いを表す単位になってます。

この数値が大きいほど基本的に明るいと思ってください。
ただ、製品の構造によっては表記されてる程の明るさに感じない物もあります。

堤防での夜釣りなら300lm程度あればそれほど困ることはありません。
500lm前後あれば結構な範囲と距離を照らせるので僕はこの辺を基準に考えてます。
明るいほど電池の消耗が早くなるので、ルーメンが高ければ良いというわけでもありません。

ライトには直線的に照らすものとワイドに照らすものが存在します。
価格が安いものはどちらか片方だけ備えてますが、高価格になるとこれらを調整できる機能が付いたりします。

僕はあまり基準として考えてないんですが、赤色LEDを搭載した製品もあります。
白色のライトでは魚に警戒心を与えてしまうことから、赤色LEDで照らすというものです。
白色に比べると格段に明るさが落ちてしまうので僕は使いません。

乾電池と充電式のメリット、デメリット

ヘッドライトには乾電池を使用する物と専用バッテリーを搭載した充電式があります。
これら2つのメリット、デメリットについて説明します。

1・乾電池のメリット
充電式に比べて価格が安い
電池が切れたら交換すればいい
単3電池を使用するタイプは電池容量が多い

2・乾電池のデメリット
充電式の電池を使わないとコスパが悪い
充電式の電池を使う場合は充電が面倒くさい

乾電池の個人的評価
エネループ スタンダードの充電池を使えばコスパは◯
充電池が劣化しても新しいのに交換すれば良いので長期的に見ると長く使えます。
電池は単4を使うものより単3を使うタイプのほうが明るさが長持ちして良い。
ただし、軽量性を求めるなら単4電池を使うタイプのほうが良いです。

1・充電式のメリット
充電が楽

2・充電式のデメリット
乾電池式に比べて高価
バッテリーの替えが利かない
バッテリー容量の多いものは重くなる

充電式の個人的評価
充電式はケーブルを指すだけで良いのでいちいち取り出す必要のある乾電池に比べて楽です。
釣行時間によってはバッテリーが切れてしまう可能性があるので容量には気をつけないといけません。
バッテリーには寿命があるので長いこと使用してると性能が低下します。とは言っても、夜釣りで使うぐらいなら2年くらいはそこまで性能低下はないと考えられます。

乾電池、バッテリー容量に気をつける

ヘッドライトの性能表記には最大◯◯lmで◯時間の使用が可能と書かれてますが、ここで注意すべきなのは電池というものは容量が減ってくると出力が低下していきます。

例えば500lmで3時間の連続使用が可能と書かれている場合、500lmの明るさを維持できるのはせいぜい2時間あるかないかです。容量が減ってくると明るさも落ちてくるので出来るだけ長く明るさを維持したい場合は容量の大きい電池が使えるものを選ぶ必要があります。

エネループの充電池を例とした場合、単3電池の容量は 2,000mAhあります。
単4電池は800mAhなので倍以上の差があります。
なので長時間、明るさを維持したい場合は単3電池が3本使えるタイプが良いでしょう。

アマゾンで販売されてるamazon basic充電池がコスパが良くてオススメです。
こちらはエネループと同じニッケル水素電池なのでエネループの充電器がそのまま使えます。

装着時の付け心地

ヘッドライトの付け心地で重要なのは主に2つだと考えてます。

1・頭に巻き付けるためのバンド
安物のバンドはペラペラで使用してるうちにライトの重みでどんどん下がっていくことがあります。
バンドはある程度のクッション性と厚みがあり、張りがあるものが良いです。

2・ヘッドライトの重量
ヘッドライトは重すぎると首の疲れになります。
軽量なものでは50g~100g、重いものでは200g台はあります。
この重量は主に電池の重さが関わってきます。電池容量が多くなるとヘッドライトの総重量も増えていきます。

長く明るさを維持するためには電池容量が多いほうが良いんですが、そのぶん重たくなってしまうのが欠点です。明るさの維持を求めるか、軽量性を求めるかはその人のスタイルによるので良く考えましょう。

オススメはゼクサス、ジェントス

・ZEXUS(ゼクサス)
ゼクサスは日本メーカーの冨士灯器が作っているヘッドライトシリーズの名称です。
釣具屋に行けば高い確率でこのヘッドライトが置いてあったりします。

釣具のヘッドライトとしては評判は良いようです。通販価格だと3000円から10000円以上のハイエンドまで揃えてあります。

個人的にヘッドバンドがしっかりしてるのが良かったです。

・GENTOS(ジェントス)
ジェントスは日本メーカーでトップシェアを誇るライト専門の会社です。
工業用ライトからアウトドアなどのレジャー、防災用まで製作する信頼のあるメーカーです。

種類がとても多く、目的にあったヘッドライトを探すには少し苦労しますがだいたい求めてるものはここにあったりします。

僕が現在使用してるのもジェントスのヘッドライトです。
釣具屋よりもホームセンターや工具専門店に置いてあることが多いです。

逆にオススメできないのは某大手通販サイトでたくさん売られてる外国製の安物ヘッドライトです。
表記されてるルーメンが実際より明るくないものがあります。充電式はバッテリーの品質にも不安があります。

ヘッドライトを選ぶ際のポイントのおさらい

1・明るさ
漁港程度なら300~500lmあれば困ることはない。
磯や沖堤防などに行く場合は危険度が違うので500lm以上が望ましいです。

2・電池容量
長時間の使用を考えるなら単3電池が3本以上使えるものを選びましょう。
軽量性を求めるなら単4電池が3本使えるもので予備の電池も用意しておく。
充電式のものは電池容量3,000mAh以上を搭載したものが良いです。

3・付け心地
安物のヘッドライトはバンドの質が悪い。
重量表記を良く確認しておくこと、長時間の明るさを求めるか軽量性を求めるか。

4・オススメは日本メーカーのヘッドライト
ゼクサスとジェントスは国産メーカーで信頼性が高くて品質も良い。
安物の海外製品は表記通りの性能に達してないものが多くオススメしません。

5・価格と性能を良く見て必要かどうか考える
最後に価格と性能を見て、その機能が本当に必要かどうか考えましょう。
高価なヘッドライトは高ルーメン、フォーカスコントロール、大容量バッテリー搭載、高い防水機能など夜釣りで使うにはちょっとオーバースペックかと思われる部分があります。

僕個人としては明るさは400~500lm、フォーカスコントロールは必要無し、大容量バッテリーが搭載されてるものより単3電池が3本使えるタイプ、防水機能は水しぶき程度なら防げる防水性があれば良いと考えてます。

夜釣りでは足元に何があるのか見えづらいので、安全のためにヘッドライトはかならず装着しましょう。

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