ダイワ 23レガリスLT2500S-XH、ロックフィッシュで半年以上使い続けた結果の状態とインプレ

1万以下で購入可能で高性能ということで話題になった23レガリスLTでしたが、そのリールを半年以上使い続けた結果の現状とインプレをします。

使用用途はほぼライトロックフィッシュ、主に堤防からのアイナメやソイ釣りです。

アイナメ、ソイを共に10匹以上、60cmヒラメ1匹とソゲ数匹を釣り上げてます。

23レガリスLT2500S-XHの巻き感

巻き感は1~2ランク上の機種にも劣らない気持ち良さ。

購入したショップでは23レグザ、アルテグラ、ミラベル、ヴァンフォードなど並んでおり巻き比べをしましたが本当に素晴らしい巻き感です。

巻きの軽さについてはマグシールド非搭載ということでレガリス>カルディア≧フリームス。
マグシールド非搭載のメリットがここに表れてます。
ただし、20ルビアスになると完全にこちらのほうが巻き感も巻きの軽さも上でした。

リグの操作性

ロックフィッシュということで、ジグヘッドとリグを使用した釣りになります。
185gという軽さからくる操作性の良さ、エクストラハイギアの巻き取りの早さからテンポ良く動かすことができます。

堤防では5~21gまでのジグヘッドやシンカーを使用してます。
軽量タックルでの使用感は抜群です。

キャスト性能

ベールを起こして、キャストして、ベールを戻して、巻く瞬間までの動作は非常に良好です。
そこまでを込みにしたキャストフィーリングに関しては最高だと思います。
エアドライブローターやロングキャストABSの恩恵を十分受けてるのだと感じます。

同価格帯のスピニングリールでこれに匹敵するものはないでしょう。

リールの剛性感

18レガリスでは樹脂ボディだったのが、23レガリスではザイオンVに進化しました。
通常ザイオンの廉価版にはなりますが、樹脂に比べたらあきらかに剛性は上がってます。

40cmクラスのアイナメや、60cmヒラメを掛けた時もスムーズに巻けることを実感しました。

リールの耐久性

耐久性というよりは、どれだけ初期状態の巻き感を維持できるかどうかだと考えてます。

半年以上、ロックフィッシュで使用したことで巻きに関しては若干コロコロ感が出てます。
とても気になるというほどではありませんが、状態としては巻き性能は落ちたと言っていいでしょう。

ギアが亜鉛ダイキャストなので超々ジュラルミンと比べると性能の持続性は落ちます。
これに関しては下位機種でも超々ジュラルミンギアを搭載してるシマノには負けるでしょう。

耐久性とは別の話しになりますが、この23レガリス、なんとピニオン+ドライブギアセットを注文することが可能です。これまでダイワリールはほとんどが修理対応でしかギア交換をしてくれませんでした。
しかし、最近になって一部リールに限ってギア類が注文可能になりました。
スピニングリールに限って言えば、マグシールド非搭載機なら取り寄せることができます。

参考として23レガリス LT2500S-XHのピニオン+ドライブギアセットは1760円です。
(2024年現在の価格です)

23レガリスLTの個人的な評価

価格は1万以下でシマノだとナスキー、ミラベルが競合する機種です。
これらと比べた時、23レガリスのほうがあきらかに巻き感が良いです。

マグナムライトローターを搭載してるミラベルと比べても、巻きの軽さも23レガリスのほうが上です。
むしろこれに関してはマグナムライトローターを搭載してるにも関わらず、巻きが軽くないミラベルが悪いです。

リール重量にしてもナスキーとは比べ物にならないほど軽いです。
それでいてボディはザイオンVを搭載してるので、軽くてタフというのがこのレガリスLTです。

ただ、やはりドライブギアが亜鉛ダイキャストというので巻き感の持続性はそこまでありません。
若干巻きにコロコロ感が出てるので、このまま使い続けていけば近いうちにゴロゴロ感になるでしょう。

これに関しては一度オーバーホールするか、ギアセットが注文可能なので改善は可能です。

ロックフィッシュなら23レグザLTのほうが良い

個人的にロックフィッシュで使用するなら重量は増えますが、アルミボディを採用してる23レグザLTのほうが良いかと考えます。こちらもドライブギアが亜鉛ダイキャストという点は気になりますが、価格が15000円前後まで下がっているのが魅力的です。

やはりレガリスはもっとライトな釣りに使用するほうが目的に合ってると感じます。
LT2000S-XHを使用した渓流やメバルカサゴなどのライトロックフィッシュなど。

とは言え、この価格帯でこれほど性能の良いスピニングリールは他にありません。
23レガリスも十分選択肢に入るほど、コスパは高いと思われます。

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