今年の北海道は記録的な猛暑で38日連続で真夏日を観測しました。北海道というと暑いのはだいたい7月~8月のお盆まで、それを過ぎると一気に気温が下がるんですけど今年は9月になっても暑いままでした。
今年だけに限らず北海道自体が高温多湿になってきているという状況で魚の環境や釣りの状況はだいぶ変化していってます。
毎年続く鮭の不良

この影響は海水温にも響いていて今年の秋鮭漁は10月は不漁、うちの地域では仕掛けた鮭網を一度撤去して11月にまた仕掛けるという話しです。サケは冷水を好む魚なので岸寄りしてくるには水温が20度以下を下回らなければならないのです。
つまり鮭は今、暑くて川に戻ってこれないという状態なんです。
鮭は毎年のように不良と言われてる気がしますが、海水温以外にも他国に先取りされてるのではないかとも言われてます。これは鮭に限らず他の魚やスルメイカもそうではないかと言われてたりします。真実はどうなのか・・・
いままで釣れた魚が釣れなくなってきてる
自分はロックフィッシュをやってるんですが肝心のアイナメも冷水を好む魚で適正水温は8度~15度と結構低めですが、ここ数年は秋になっても海水温は20度近くを保ってるために釣るには厳しい感じになってます。ワームを食いちぎるクサフグも水温が下がってくれないといつまでもいるのが嫌なところです。
そこまで釣ることの難しくなかったスルメイカ、ホッケなども数十年前と比べてめっきり数が減少しています。僕が子供の頃は父親の船で良く船釣りに行きましたがスルメイカの仕掛けにイカだけでなくホッケも多く掛かるのが普通でした。釣れたイカやホッケは知り合いや友達におすそ分けするんですが「ホッケいらないよ」と断られるくらいあまり好かれた魚ではなかったんです。
今では考えられませんがホッケはそこまで美味しい魚とは思われてなかったんです。

これまで多くなかった魚やイカがやってくるようになる
それとは逆に今までターゲットにならなかったものが釣れだしてます。そのもっともなのがブリやアオリイカです。本来、北海道ではブリはそこまで獲れる魚では無かったんですが定置網に良く掛かるようになり、また鮭網にも掛かることで北海道の漁師にとっては迷惑な魚となってます。
というのも、北海道ではブリは馴染みが少なく料理の仕方も刺し身で食べるくらいしか方法を知らないんです。函館ではそれを打開すべくブリを揚げたブリカツを作り始めましたが北海道民の口に合うかどうかは別の話しです。
僕はブリの味はあまり好きではないですし、家族もあまり好きではありません。ブリの脂の味が口に合わないのだと思います。むしろ脂の少ないブリの幼魚であるフクラギのほうがさっぱりして好まれてる傾向にあります。
ブリ以外だとアオリイカの存在も気にしなくてはいけません。アオリイカは北海道にもいるとは昔から言われてたんですが狙って釣れるほど数はいなかったようです。比較的冷水であるはずの北海道の海で生息するには厳しいと考えられていたからです。
ですが近年の気温の上昇に伴い海水温も上昇したことで状況は一変しました。
北海道でもアオリイカの秋エギングが成立するぐらい数が増えてきました。
釣具屋さんも「まさか!?」という感じで今年からエギを入荷する店が増えてきました、僕の知ってる一店舗ではこのブームをいち早く察知して数年前からエギを大量に入荷していました。さすがと言った感じです。
アングラーが釣りのスタイルを変えていかなければならない
僕自身、もともとは渓流釣りがメインだったんですがヒグマの増加傾向により渓流釣りは自粛気味です。もしくは道路からすぐだったり橋下だったりと車通りや人通りの多い場所で少しやるくらいしか出来てません。
海釣りもそうですが、アイナメやソイも昔のようにどこでも簡単に釣れるものではなくなりました。丘からのホッケの入れ食い状態も数十年はお目に掛かってません。
僕らに出来ることは狙えるターゲットを変えていくことぐらいしかできません。
むしろ逆にどんどんシビアになっていく釣りにどう立ち向かっていくのかも釣り師としての腕の見せ所なのかもしれないですね。
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