ゼノン専用BFスプールを購入してから色々とセッティングを試しました。
個人的にそのまま使用するとブレーキ力が弱いと感じたので、初速をしっかり抑えられるセッティングに調整しました。
MgBFスプールのセッティング方法

付属の説明書にも書かれてますが、ブレーキが弱いと思った場合はブレーキ板(可動板)に取り付けられてるワッシャーを外します。初期設定では0.3mm1枚、0.1mm2枚のワッシャーが付けられてます。
これの枚数を減らすことでキャスト時にブレーキ板がよりマグネットに近づくことになります。
この枚数を減らしすぎるとブレーキ板とマグネットが接触してしまいます。説明書にはマグダイヤルをMAXにした時に接触しないように調整するみたいですが、個人的にブレーキMAXで使用することは無いのでマグネット遠心ブレーキをガッツリ効かせるために0.1mmワッシャー2枚に落ち着きました。
なお、取り付けられてるピン止め(リテーナー)が吹き飛ばないように注意しましょう。適当に外すと結構な勢いで飛ぶかバウンドします。
ところで説明書には0.3mm1枚と0.1mm2枚のワッシャーが計3枚付属してくるらしいですが、何故か僕のには0.1mmが3枚あって0.3mmは入っておりませんでした・・・
調整結果

0.1mmワッシャー2枚になりました。なおこの状態でブレーキダイヤルをMAXにしてキャストするとガガっと音が鳴るのでマグネットと接触してるようです。ちゃんとブレーキ板が動いてるようですね。ブレーキMAXで使用することはないのでなんら問題ありません。
さて、これによってキャストの安定性がかなり増した気がします。無調整だとブレーキ力が足りないのか途中で糸が浮き出したりバックラしてたのがなくなりました。後半の抜け感も良いです。
・3g~4gスプーン
安定して飛ばしやすくなりました。形状的に少し投げづらかったスミスのバックアンドフォースも問題なくなりました。
・3g~4gミノー
フックを外したラパラのCD3は3g切るぐらいまで軽くなります。ブレーキ調整したことで安定して飛ぶようになりました。
・5g以上のルアー
ほぼ問題ありません。
ボーダーは3gまでかなぁと感じます。3gでもキャストした時に弾道が少し上がりやすくなります。手持ちの23カルコンBFSと比べた時の差は顕著で、カルコンだと驚くほど低弾道で素直に飛んでいきます。以下で性能を比較してみます。
23カルコンBFSのスプール性能、スプール径29mm、スプール幅19mm、スプール重量6.6g
MgBFスプールのスプール性能、スプール径30mm、スプール幅22mm、スプール重量8.8g
23カルコンBFSがどれだけ軽量ルアーに特化してるか分かります。
とはいえ、渓流で使用するならMgBFスプールでも全然余裕です。
しかし、あることによってカルコンBFSにも引けを取らない性能にすることができます。
それを次で紹介します。
禁断のセッティングについて

ここからは禁断のセッティングについて説明します。禁断のセッティングてなんだ?て、話しですが上の写真の通り可変パーツを排除してしまうことです。そして厚みのあるマグネットに交換することでこの状態でも使えるようにしてしまいます。
そもそも遠心パーツの総重量はだいたい1.3gあるわけです。
これを外した時のスプール重量はおよそ7.3g。どう考えてもこれで投げたら絶対気持ちいいだろ!!
そして行き着いた答えが上の写真というわけです。
厚みのあるマグネットはダイソーで手に入れることができます。現行品だと下の写真のものが合います。マグネットの厚みはネズミ色のパッケージの物が0.3mm、白いパッケージの物が0.2mm。
なおどちらもプラスチック部分を砕かないと取れません。
ブレーキユニットの溝の深い部分に0.3mm、浅い部分に0.2mmを差し込みます。
マグネットがかなり飛び出た状態になります。ブレーキダイヤルをMAX近くまで回すとスプールとマグネットが干渉するので注意しましょう。

禁断セッティングの効果は如何に?
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