
ダイワのソルト専用+PE専用モデルであるベイトリール、ソルティストSVTW80XHを1年間使い続けた感想です。
ソルト専用と書きましたが別にソルト専用というわけではありません。どちらかというとPE専用ベイトリールとして最適化したリールです。スプールがPE専用設計になってるためナイロンやフロロを使うことができません(破損の可能性があるようです)
まず、このソルティストの特徴であるいくつかの点をおさらいしておきます。
PE専用に最適化されたタトゥーラベースのリール
ボディベースはタトゥーラになります。なってるんですが、23,24タトゥーラは新ボディになってるのでソルティストに使われてるボディは前モデルのタトゥーラを流用されてる感じです。
それにハイスピードレベルワインド、PE専用スプール、ドラグ音、ハイパードライブデザインなどが搭載されてます。ボディは前モデルでも中身はしっかりしてるというわけです。
ソルティストはそれぞれの用途に合わせて最適化されてるので、購入を考えてる方は公式でしっかり確認しましょう。
ハイスピードレベルワインド

レベルワイントが通常より早く左右に動き、ラインがクロスするように巻かれラインの食い込みを軽減させるというものです。
大雑把に図で表すとこんな感じです↓
通常のベイトリールのラインの巻かれ方→||||
ハイスピードレベルワインド搭載のラインの巻かれ方→XXX
これだけでラインの食い込みが軽減されて、0.8号以下の細糸PEも使いやすくなるというものです。
バックラした際も、通常のベイトリールより食い込みにくく修復しやすいのも特徴。
PE専用スプール
PE専用に作られたスプールです。ナイロン、フロロは強度的な問題で使用不可。
ラインを巻いた際に全体的にしっかり均等に巻かれるらしいです。
僕のソルティストは真ん中が窪んで左右に寄ってるんですけど、まあ誤差みたいなもん。
過去のPE専用ベイトリールを見るに、PEラインで飛距離が出るようブレーキも専用に調整されてるはずです。
スプール重量は12.8g。
スプール径は32mmなのでライトバーサタイルという感じのスプールです。

その他、ドラグ音やハイパードライブデザイン
ドラグ音に関しては、ロックフィッシュだとあまり使わないのでなんとも言えません。
ハイパードライブデザインが搭載されたことで巻き感は良いと感じます。これは良いものだ!
ここからソルティストSVTW80XHのインプレ
・巻き感○
やはりハイパードライブデザインが搭載されたことで巻き感が向上してると思います。
・飛距離△
トラブルレスを重視したSVブレーキが搭載されてるので飛距離はそこまで期待してませんでした。
しかし、1号以下のPEが使えるのとPE専用スプールのおかげでキャスト感はわりと気持ちいいわけです。
それでも後半の失速具合はSVブレーキだから仕方ないかな、という感じ。SVブーストだったら違ってたのかもしれませんがさすがにそこまで大盤振る舞いしてくれません。
・剛性感○
凄いカッチリしてる。正直この辺はシマノのベイトリールよりダイワのほうが好きです。
・扱いやすさ◎
PE専用に最適されたスプールとレベルワインド、SVブレーキでトラブルレスということ。
ベイトリールでPEを使うものとしてはかなり扱いやすい部類だと感じます。
オートマのような使用感です。
・パーミング◯
コンパクトボディでいて、しっかりパーミングしやすい。
重量もそこそこ軽いので軽量タックルで使用すると一体感が増します。
僕はオリムピックのシルベーラドUX 24GSILUC-762MLの組み合わせで使用してます。
・ウェイト下限と上限
5g~20gくらい。32mmの小径スプールと1号以下PEラインとの組み合わせで5gでもそこそこ飛びます。
それより下だとベイトフィネスリールのほうが扱いやすいでしょう。
上限は20gとしてますが、重くなるとやはりスプールの振動が大きくなります。壊れるわけではありませんがそのくらいのウェイトを投げるなら普通のベイトリールを使ったほうが良いです。
細糸PEをベイトリールで快適に使いたい人にオススメ
通常のベイトリールですと1.5号以上のPEでなければ僕は安心できないのですが、ソルティストSV TW 80XHなら1号~0.8号でも問題ないパフォーマンスを持ってます。
ロックフィッシュにおいてはライトゲーム向きの仕様になりますが、スピニング以外で軽量リグを快適に扱いたい人には十分選択肢に入るリールだと思います。
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